「カズマ様!!!」


・・・・・・・・・

・・・・・・


私を見つけて声を上げながら走ってくるナースの姿に、悪寒が全身を包んだ。



「・・どうしました?」


「国王様の容態が急変して・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」


ナースの言葉を全て聞き終える前に、
私の両足は既に走り始める。