第3章 Ryuma マコト ******************************************** 『・・・・・・』 ・・・う~~ん・・・。 布団の中に何かがモゾモゾと入ってきた。 『・・・・・・クゥーン・・・』 すぐにそれが愛犬だと分かると、 そっとその体を抱きしめる。 コロはたまにこうして、 僕の布団の中に入ってくる。 こうやって一緒に眠って、朝になったらいつの間にか布団からいなくなっている。