「フゥ~~~。」 ラバル様は一息つくと、 その場にいた全員を見渡す。 「皆、弟を許してやってくれ。 口ではああ言うけど、リバルもきっと腹の底では分かってくれてるよ。 ・・ヴィックス。」 「ハッ。」 「俺の生活費はどんどん削っていいから、リバルの収入をもう少し増やしてやってくれ。」 「仰せのままに。」 「うん。じゃあ今日はこれまで。 皆それぞれ頼む。」