最終章  二人の正義         



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「ぐっ・・!」

「エイダ!!」


「・・・・・」



何てザマだ・・・。

王はもう・・
すぐそこにいるのに・・・!!


ゼロに吹っ飛ばされたエイダの元に駆け寄る。


2対1なのにかすり傷一つ負わせられない。


長い刀をうまく使ってだけで無く、

恐らく隊服で隠れたあの左腕、右腕にはそれぞれ鉄の防具がつけられている。


エイダが鍔迫り合いを仕掛けた時に攻めかかり、左腕で刀を止められた時は背筋が凍った。