「・・・・・達者でな。」


「待って!リュ・・・・・・・。」




慎重に、でも確実に。
首の付け根の急所をトンと叩いた。


意識を失ったイズミの体に毛布をかぶせ、

最後に“ありがとう”と呟いてから部屋を出た。





第26章 完