「イズミ様・・。
王宮から逃げ出されたという吉報を受けても・・
すぐに救援へ向かえなかった事をお許しください。」
「皆さんは街や動物達を守ろうとしてくれたんです。頭を上げてください。」
「長は最期に私達へ言いました。
“イズミの命に従え”
どうか私達に“反撃”をお命じくださいませ。
奴らを倒す算段は既についております。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・。」
言葉を紡ぐイズミの頭に、
刀の柄をコツンと当てる。
「イズミ、覚悟を決めろ。
ソプラノに帰る事だけが目的じゃなかったはずだ。
王を倒して、この国にもう1度平和を取り戻すんだろ?」
「・・大丈夫です・・覚悟は出来ています。
ローゼ華撃団、街のみんなで力を合わせ、
ハグワール王宮を落としましょう・・!」
「「「「「「「「はっ!!!」」」」」」」



