「それを言うなら“ロマンチスト”だ。」 先行していたエイダが俺達の元に戻ってきた。 「イズミ様、この先に岩場があります。 一旦そこで朝まで休みましょう。」 「はい。」 「・・・・もう麓が見えなくなった。 ここまで来ればひとまず大丈夫か・・。」 どんどん中へ入っていくのに比例して、周りは何も見えなくなるほどの暗闇に包まれた。 エイダが発見した岩場まで行って腰を下ろす。