「そういえばエイダ。
不躾な質問で悪いが、お前強いのか?」


「・・・・。」


黙るエイダに代わって、
イズミが口を開いた。


「幼い頃から、エイダはずっと私の護衛をしてくれていました。

王宮から逃げ出せたのも全てエイダのおかげです。その強さは私が保証します。」


「護衛って・・ソプラノは物騒な街なのか?」


「いえ・・そうでは無いのですが・・。」


俺の質問にイズミが困った顔をしながら少し目を伏せると、再びエイダが俺を見る。