「リューマ、
王を討ちたい気持ちは私達も同じ。

どうか力を貸して頂けないか?

1人ではダメかもしれないが、
皆で力を合わせれば必ず王を倒せる。

イズミ様をソプラノへお連れ帰り、

ソプラノに住む強く逞しき同胞達と反乱軍を結成する。

その為にも・・長のお嬢様の存在は必要不可欠なのだ・・・!」




・・・ようやく話が見えてきた。


「イズミが逃げ出した事はきっと国中へ知れ渡っている。

道中は危険だろうな。

姿を見られた途端、襲いかかってくる
・・・って所か?」



エイダが再び土下座をしてくる。

イズミは・・・
“俺を巻き込んでもいいのか?”・・

そう迷っているような表情を浮かべていた。



「俺の目的は王の首ただ一つ。

お前達をソプラノに送り届けた後は、
好きにやらせてもらう。」



「・・感謝する!!」

「リューマ・・・ありがとうございます。」