カリマル師団長が立ち上がり、
こちらに向かってくる。


「師団長・・・何故あなたまで冷徹に従うのですか・・?

あなたを信じてきた自衛部隊の人間達が、

イヌ・ネコ虐殺令の遂行にどれほど心を痛めているかあなたもお分かりでしょう!?」


「・・・・・どけ・・カズマ・・。」


「アハハハ!カズマ、残念だったな。
この王宮の中で余に刃向かうのはお前だけだよ。」


カリマル師団長を止めようとしたところで、
その場にいた者達に次々と体を殴打された。




「・・・・・・・」
「・・フンッ・・」


その様子をリバル様と一緒に見下す、
サイコとキラ・・・。


あいつらさえいなければ・・・・・・。


うずくまって激痛に耐えながら、
奴らを睨み続けた。





第10章 完