守りたい ただあなただけを



「さて、馬鹿共よ。
よく見ておけ。」


何を・・・何をするつもりだ・・!!


リバル様の足下にはハチ・・・首輪で繋がれ身動きが取れない状態にある王家のペット達。



「この国のイヌとネコを根絶やしにする。

そもそも余は、幼い頃からこいつらの事が大嫌いだったからね。」


!?


「・・や・・やめろ!!!!!!」



『・・・』
『・・・・・』

『』
『』



一瞬だった。

リバル様の後ろに控えていたサイコが、

背中に差していた長刀を抜いて目にも止まらぬ速さで・・

次々とハチ達を目がけて振り下ろした。