守りたい ただあなただけを



「さて、お集まりの馬鹿共よ。
ようやく準備は整った。」


・・・・・・・?
??


「国王・・?」

「「「「????」」」」


開口一番、リバル様の口からは耳を疑う言葉が飛び出す。


「余は人前で話すのが嫌いだ。

だから手短に終わらせてもらう。

まずはこの不景気の中、
呑気に食事を楽しんでくれてありがとう。

お前らに飲み食いさせた料理や酒のおかげで明日からしばらく、

王宮で働く者達の飯はパンひとかけらだ。」