守りたい ただあなただけを



「カズマ。お願い聞いて。」


「なんでしょうか?」


「各長達と急ぎ話がしたい。

宴会はそのまま続けてもらってもいいんだけど、長の家族達には聞かれたくない内容だ。

予定ではこの後、
庭で花火を打ち上げるんだろ?

家族達は先にそっちへ連れて行って。」


「また急な事を仰る・・・。
大事な案件でございますか?」


「家族達の誘導はカリマルにやらせろ。
なんならキラにも手伝わせる。

だからお前やヴィックス達も宴会場に残れ。」


「仰せのままに。」


「じゃあ僕はトイレを済ましてからそっちに向かう。」


私も早足で宴会場に戻った。