「キャー!!ラバル王子よ!!」 「ラバル王子!!おお・・救世主よ・・。」 「ラバル王子―!」 「皆の者、それから多くのワンちゃん達よ、 よくぞ持ち堪えた! ドッグフードを持ってきたぞー!!」 「「「「「おぉぉぉぉ!!!」」」」」 「お腹空かしてるだろう。 食べて食べて食べまくれー!!」 その姿はまさに英雄。 ラバル様の登場で、下を向きかけていた民達の表情に歓びの感情が表れた。 王族の皆様が持つ、 一種のカリスマ性にいつも脱帽だった。