守りたい ただあなただけを



「カズマ。
ラバルと共に輸送隊を率いてくれるか?」


「仰せのままに。」


「・・・リバルは書物庫か?」


「はい。先程まで棚の上にある本達を次から次へと取らされておりました。」


「・・・最近政務で忙しく、なかなかリバルと話す時間も少なかった事だし、私も後で顔を出そう。」


「最近は本にご興味を持たれ始めましたので、その話をされましたらリバル様もお喜びになると思います。」






「カズマ!なにやってる!早く行くぞ!!」

「はいただいま。
では国王様、行って参ります。」



「頼んだぞラバル、カズマ。」