「カズマ。

多数決の結果、どうやら皆、僕が王宮にいてもらったら迷惑と考えてるらしいよ。」



・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・



「国王様・・。」


「冗談だよヴィックス。
じゃあ旅支度をしてくる。

長旅になるから資金を準備しておいて。」


「ハッ!」



リバル様が部屋を出て行こうとする。



「リバル様、どうしてもと仰るなら私もお供させてください。

リバル様に何かあったら一大事でございます。」


「ダメだ。
友達と行ってくると言っただろ?

王宮の者は誰一人として連れて行かない。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「・・何を企んでいるのですか?」


「・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」