「これまで、先々代ヨバル様。 先代ラバル様も、定期的に各都市を視察しては各長との親睦を深めて参りました。 しかしそれはあくまで政務としてでございます。 日取り、当日のスケジュールを先方としっかり吟味して、 極力王宮を留守にすることがないよう短期間で行って参りました。 国王が長期間不在になる事はどうか避けて頂きとうございます。 ましてや国王になられてまだ日が浅い・・。 ・・どうか今しばらく王宮にてどっしりと構えて頂きたいと私は考えます。」 「・・・・・。」