「これはリバル国王! どうぞこちらに・・。」 その姿を見たヴィックスが慌ててリバル様を招くが、 リバル様は扉の前に立ったまま私達を見回す。 「そのままでいい。聞いて。」 家来達は一斉に立ち上がったが、 再び着席させる。 「旅に出ることにした。」 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・旅・・・? 思わぬ言葉がリバル様の口から飛び出し、 場が一斉に静まる。 「・・・国王・・旅とは・・?」 沈黙を破ったのはやはりここもヴィックス。