なおside






「うわぁ、鈴蘭。
けが人出さずに野薔薇潰したって」


「はぁ?野薔薇って最近、
勢力伸ばしてなかったか?」


「そう、けが人なし+総長なしだって。」


「やば…女って怖いのな…」


女嫌の怖さ再認識したわ…と
ごうとしんやが話しているのを
聞きながら雑誌を読む



「鈴蘭?鈴蘭ってレディース??」



と可愛い顔でかおるが話に入っていく



「なお〜、コーヒーいる〜?」


「あぁ、」



その話に全く興味ないのか
世話焼きのりゅうやがコーヒーを淹れる



「は〜い、どうぞ〜」


「あぁ」


「え〜ありがとうは〜?」



りゅうやの言葉を無視し
少し興味があるごうたちの話へ耳を傾ける



「あ、でも野薔薇の総長やったのは
御堂りんらしい。」



と神妙な顔でパソコンと向き合うごう



「へぇ、珍しいな。御堂が手出すとか、
いつも幹部以下に任せるくせに。」


「相手がナイフ持ってたらしい」


「「うわぁ、怖すぎ」」
とドン引きのしんやとかおる


「ナイフ持ってたのに怪我してないの〜?」



やっとその話に興味を持ったのか
話に入り始めるりゅうや



「相手の腕逆方向に曲げたらしい」



「「「恐ろしい…」」」



としんやとかおるとごうが声を合わせた



「へぇ〜御堂りんちゃん。可愛いのに〜。」


「え〜俺めいまい姉妹がいい!」


「しのぶちゃんも良くね?」


「俺、鶴崎こよみとハッキング対決したい」



各々好みを言っていき、最終的に



「「「「なおは???」」」」



と聞いてくるからうざい








「興味無い」











「「「「ですよねー笑」」」」






これがいつものオチだ