いつの間にかもう3月。
私はもうすぐ死ぬけれど、やり残したことはないようにしたい。
「完成……!」
やっとでき上がった手元にあるそれを私は満足気に見つめる。
すると扉をノックする音が聞こえ、時計を見るともう16時を過ぎていた。
「ちょっと待ってくださーい!」
慌てて手に持っていたものを引き出しに静かにしまい、がら空きになった手には本を持ってどうぞと一声かける。
入ってきたのは悠真くん1人だけだった。
「何かしてたの?」
「なんでもないの!ってあれ、悠真くんだけ?昨日来た時にはさくらも湊くんも来れるって言ってたような気がしたんだけど……」
「あぁ、ふたりともこの間の小テストの点数があまりにも悪くて今日補習になったんだ」
「そ、そうなんだ。 あいかわらずみたいだね勉強は」
「うん」
残念なことに今日はさくらと湊くんは来れないらしい。
まぁ補習なら仕方ない。
それからいつものようにその日1日あったことを悠真くんに聞いた。
そして時間になりまた明日も来るからなと言って帰っていった。
◆
今日、やっと一通り全部完成した。
ちょうど完成して喜んでいる時に悠真くんが来て、慌てて引き出しにしまって、本を持った。
すっごく焦ったぁ。
昨日来た時にはさくらと湊くんは来れる予定だったけど、小テストの点数が悪くて補習になったらしい。
そういうところは変わらないんだなぁってちょっと苦笑した。
悠真くんからいろんな話を聞いて、また明日も来るからなと言って悠真くんは帰っていった。
明日はどんな話が聞けるかな、楽しみだなぁ。
そこでページは終わっていた。
私はもうすぐ死ぬけれど、やり残したことはないようにしたい。
「完成……!」
やっとでき上がった手元にあるそれを私は満足気に見つめる。
すると扉をノックする音が聞こえ、時計を見るともう16時を過ぎていた。
「ちょっと待ってくださーい!」
慌てて手に持っていたものを引き出しに静かにしまい、がら空きになった手には本を持ってどうぞと一声かける。
入ってきたのは悠真くん1人だけだった。
「何かしてたの?」
「なんでもないの!ってあれ、悠真くんだけ?昨日来た時にはさくらも湊くんも来れるって言ってたような気がしたんだけど……」
「あぁ、ふたりともこの間の小テストの点数があまりにも悪くて今日補習になったんだ」
「そ、そうなんだ。 あいかわらずみたいだね勉強は」
「うん」
残念なことに今日はさくらと湊くんは来れないらしい。
まぁ補習なら仕方ない。
それからいつものようにその日1日あったことを悠真くんに聞いた。
そして時間になりまた明日も来るからなと言って帰っていった。
◆
今日、やっと一通り全部完成した。
ちょうど完成して喜んでいる時に悠真くんが来て、慌てて引き出しにしまって、本を持った。
すっごく焦ったぁ。
昨日来た時にはさくらと湊くんは来れる予定だったけど、小テストの点数が悪くて補習になったらしい。
そういうところは変わらないんだなぁってちょっと苦笑した。
悠真くんからいろんな話を聞いて、また明日も来るからなと言って悠真くんは帰っていった。
明日はどんな話が聞けるかな、楽しみだなぁ。
そこでページは終わっていた。