私はまだ少し凪くんに怒っていた


「さっきはごめん…俺、無神経な事言った」


と、凪くんが謝ってきた


さすがに可哀相だと思ったので許した


「うん、いいよ。私も言い過ぎてごめんね…?」

そう言った、次の瞬間ありえない事が起こった


私の唇に柔らかい感触


そう、凪くんが私にキスをしてきたのだ


「っ…!何…してる…の?」


「あ…ごめんあまりにも可愛かったから……まじでごめん俺何やってんだろ…頭冷やしてくるわ」


凪くんはそう言って教室から出ていった


ペタン


私はその場に座り込んだ


私の目からは涙がこぼれていた


その涙は嫌だったとかの涙じゃなかった


びっくりしたのだ


「嫌……じゃなか…った?なん…で」


すると後ろには今さっき頭を冷やすと


出ていった凪くんの姿があった


「ごめん…泣くほど嫌だとは思わなかった」