SOG&MJK☆〈完〉



しばらく泣いたあたしは…


 少しだけ落ちついた。


「…落ち着いた?」


「うん…だいじょぶ」


隼は軽く微笑んで


 体を離した。



そして、あたしの視線を捕え、


「心配すんな。」


ただそう言った。


「俺の…予想だけど」


「…え?」


「多分。同棲をクラスの奴に
 バラすと思う。」


「…そ、んな」


「もしかしたら…
 眸が嫌がらせを受けるかもしれない。」


「…!」


嫌…がらせ?


 嫌だよ…そんなの。



友達もできて、恋もしたっていうんだよ?



 なのに…もう壊されちゃうの?


人生は…これからだと思ったのに…



そう思うと…また視界がぼやけてくる。



「ちょっ!落ちつけ!
 話を最後まで聞け」


「でもっ…」


「1つだけ…
 嫌がらせをされない方法がある。」