「確認するけど…
 本当にお前は俺のもんだよ?」


「ま…さ、き?」


「誰にも渡さない。
 俺はどんな手を使ってでも
 お前を手に入れる」


「…意味分かんないよ…」


「たとえ…
 お前の知人が



 
 ―――傷ついてもな。」



一瞬。時間が止まったかのように思った。



 今までで一番怖い瞳。



でも、余裕そうに…笑いながら。


一体…何なの?


 さっきまで優しかったじゃない。


何で急に…激変するの?



 傷つくって何?


知人って…來名や常葉君…?



 それと…クラスのみんな?


隼も…?



あたしはいったいどうなるの?


このまま一生…真咲に…









  ――――束縛されたまま?