あたし達は腰をおろして
…沈黙。
き、気まずい…
「あっ!お茶…入れてくるね?」
あたしはわざと明るく振る舞って
リビングを後にした。
何…言うんだろ。
『俺の女になってよ。』
また、夢の真咲が浮き出てくる。
考えたくもないのに。
正夢だったら…とか。
何かの警告だったら…とか。
色々考えちゃう自分がいる。
『早くリビング戻りなよ!』
そう言うあたしと、
『ずっとここにいればいい』
と言うあたしが
頭の中を回ってる。
でも、あたしは決めていた。
ちゃんと…面と向かって
――話そうって。
約束破ったって怒るぐらいなら…
やっぱり…同棲とか
そんな…関係の事じゃ
…ないのかな?

