「待ってるって言ったよね?」
う、嘘でしょ…?
何で家知ってんの…?
「どうして約束破るの?」
「あ、いや、…」
「そんなに嫌?」
「…え?」
「この事が知られることが。」
この…事?
何言ってんの?
「意味が分かんな…」
「その通りだけど?」
「…」
「…同棲」
そう言うと奴は…ニッと不敵な笑みを浮かべた。
ど、同棲…?
頭が回らない…
「まだ誰も知らないんだよね?
…神楽君との同棲」
「なっ…!!」
何で!? 何でコイツが知ってんの!?
「眸?誰?」
運悪く、その本人が起きてきた。
や、ヤバくない…!?
隼、…
だからタイミング悪いのよー!!!

