あのSにはもう…こりごり。
なんて思うけど、実際に…
この前の夢…
出て行かれるのは本当に嫌だった。
まあ、夢だけで現実は居てくれてるから
今では安心感が凄く強い。
もし…あの夢が現実だったら。
あたしは今頃。泣きじゃくってただろう。
ま、気にすることはないよね!
『何で出て行かなきゃいけねーんだよ』
っても言ってたしね?
良く考えれば同棲なんて急すぎて。
何もかもがパニックで…
泣きもしたっけ。
少ない時間でもこんなに
当り前になるんだなー。
――――と、その時。
ピリリッ。
え?電話?
こんな時間に誰だろ…
「はい。もしもっ…」
『眸っ!久し振りっ』
え…この声は…

