「……っへ!?」
「てかどいて?部屋に入れない」
はあああ!?
どいてって…ここはあたしの家ですぅー!
家主はこのあ・た・しなんですけど!?
絶対態度ちがくない!?
あームカつく。そう思ったあたしは、
「すいませんねぇ。‘邪魔者’で!」
わざと邪魔者を強調して
思いっきり睨んでやった。
ふん!言い方にも加減を知れって感じ!
ブツブツと呟きながら部屋に戻ろうとすると、
「…眸さ、」
そんな声がした。
けど振り向くのもめんどくさいあたしは、
「はい!何ですか?」
ぶっきら棒に答えた。
「料理、作れんの?」
………出た。
「そこそこならっ。食べるの?」
ちょーっと優しく答えてやった。
…なのにあいつは。

