でも結局冷静に言い返された俺は…
もう、我慢が出来なかった。
そう。俺はもともとそんな性格。
自分の思い通りになんない事は
どんな手を使ってでも…思い通りにさせる。
このときは…そう思ってたんだ。
だから眸を再び虐めるように
隼の事が好きな女子軍団に
同棲をバラし、付き合ってることも
全部バラした。
そして、メールでも、
嘘のメールを送った。
眸が隼と無理やりヤってる事。
正直なところ、俺はこんなの送りたくなかった。
でも、こうでもしないと…
眸はずっと隼の所に居るだけだ。
実際に、眸は俺の思い通り虐められた。
これですべて上手くいくと思ってた。
眸が…手に入ると思ってた。
けど…
そんな俺の考えは、
とてつもなく甘すぎた。

