SOG&MJK☆〈完〉



そりゃそうか。


俺は、アイツを傷つけてるだけだもんな。


笑いかけてる相手は勿論…友達。


その中にも…男はいた。



それでさえ嫉妬してしまう自分に

酷く腹が立った。


いいじゃねぇか、男と話すくらい…


そう思ってるのに、体は言うことを聞かない。



眸を呼び出しては

『男なんかと話してると…またキスすんだろ?』


『な…っ!関係ないでしょっ!』


『関係ない?じゃあ、バラしてもよくね?』


『駄目駄目!絶対…止めて?』


こんな会話ばかり。


それだから…俺は嫌われたんだろうな。



中学卒業式の時。


俺は女に囲まれてる中、眸に視線を向けた。



何…だよ。アイツ。


意外にモテてんじゃねえか…


また嫉妬してる俺。



視線の先には


第二ボタンをたくさんもらってる眸。



――――止めろよ。

そんなの…受け取るなよ…。