それから、中学の卒業まで
俺は眸をパシリとして過ごしてきた。
正直、辛い時がよくあった。
眸を泣かせる時もあった。
でも、どうしても意地っ張りな性格の俺は、
『そんな事で泣いてんじゃねぇーよ』
『泣きやまねぇと…バラすぞ?』
なんて、ずっと言い続けてきた。
自分でも最悪だと思う。
そんな事でしか眸を傍に置いてやれない
自分が情けなかった。
MJCって名付けたのは俺。
こいつのMさを広げたのも俺。
そのたびにアイツは陰で泣いてたという。
でも、慰めることのできない俺。
ってか、からかってばっかだった。
けど、眸のいろんな表情を見れたのは
凄くうれしかった。
泣いた、笑った、怒った、拗ねた…
やっぱり、笑顔が一番好きだった。
俺には…絶対見せてはくれなかった
本当の笑顔。

