SOG&MJK☆〈完〉



それから、中学の卒業まで


俺は眸をパシリとして過ごしてきた。



正直、辛い時がよくあった。

眸を泣かせる時もあった。


でも、どうしても意地っ張りな性格の俺は、


『そんな事で泣いてんじゃねぇーよ』


『泣きやまねぇと…バラすぞ?』


  なんて、ずっと言い続けてきた。


自分でも最悪だと思う。


そんな事でしか眸を傍に置いてやれない

自分が情けなかった。



MJCって名付けたのは俺。


こいつのMさを広げたのも俺。


そのたびにアイツは陰で泣いてたという。


でも、慰めることのできない俺。


ってか、からかってばっかだった。


けど、眸のいろんな表情を見れたのは


凄くうれしかった。


泣いた、笑った、怒った、拗ねた…


やっぱり、笑顔が一番好きだった。



俺には…絶対見せてはくれなかった


本当の笑顔。