SOG&MJK☆〈完〉



そして俺は…

自宅に入ろうとしたが、



今は眸の家。


俺の親は全くを持って藤沢家と関わらなくなった。


ただ…眸の親は別にそれを気にしてなくて、



俺にも…普通に声をかけてくれたりした。

だから、眸の家に行くのも久しぶりではない。


いつも、

「あらっ。真咲君いらっしゃいー」


なんて言葉を投げかけてくれる。


俺はそれが純粋に嬉しくて、


よく遊びに行っていた。


そして今、玄関で待機中。


眸…よくも俺を散々嫉妬させてくれたじゃねぇか。


だから…決めた。



俺にも勇気っていうものがあれば


アイツに告白したい。


だから、待つんだ。



告れるわけじゃない。

俺だって、人生初の告白だ。



そんな簡単にできるのなら、


とっくに告ってるし。


そんな事を考えてたら、

眸が帰ってきた。