SOG&MJK☆〈完〉



なかなか答えを出そうとしない


長谷川を見て眸は


じれったく感じてたんだと思う。



俺がフッと視線を外し、戻した瞬間に…


眸は長谷川にキスをしていた。



「…!?」


長谷川は驚いた顔をする。


でも一番驚いたのは…多分俺だ。

自分の好きな人が…知らない男とキスをしている。


そんなの…見てられるもんか。



しばらくして、長谷川が眸を突き飛ばした。


俺は少しだけ安心する。

けど、同時にイラつきも出てきた。


だって…

「何すんだよっ!!」


「…それくらい…好きなのっ!!」


俺が言われたい言葉を…


俺の知らない男に…


言ってるんだぜ?


俺はその場に居たくなくて


眸に背を向け、


自宅へと走っていった。