そして俺は幸福を
手に入れた。
親になんか…言うつもりはねえけど。
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あれは…小学校6年生だったかな。
丁度、寄り道をして帰ってる所だった。
いつもの路地を通り、いつもの公園を
通ったときだった。
俺の目線に彼女と…知らない男が入った。
眸…?つかさず俺は公園の隅へと隠れた。
微妙に声が聞こえる。
「あ、その…あたし!
長谷川君が好きですっ!」
長谷川…?誰だ?
見知らぬ男に告白してるのを見ると
嫉妬心が沸いてくる。
振ってやれ…今すぐ振れ。
俺はずっとそう祈ってた。
けど。
俺にとっては最悪な事態が起きた。

