SOG&MJK☆〈完〉



そして、軽くビンタを食らったのは


言うまでもない。



保育園から大人に近づいた俺は…


性格は悪い方向に進んでいった。


荒れてると言ってもおかしくないかもしれない。



だから親にこんな態度を取るのも


当たり前になっていた。


親はそれを嫌いわけではない。


ってか、前より親しみやすくなった気がする。



だから、別に苦な生活ではなかった。


「あ、後ね…」


「なんだよ」


「藤沢眸…とは関わってないわよね?」


「…ねぇけど?」


「ふーん。ならいいけど」



実は…嘘だ。


小学校に上がった俺は


未だに眸が好きだった。


恋愛対象…として。