その言葉と同時に

あたしは突き飛ばされた。


「いった…っ」


「ふん!失礼な口を叩いた罰よ!」


キャハハハ!とその女子たちは


笑いながらあたしを見降ろしていた。



昨日のあたしなら…


多分泣いてたと思うけど…



ええい!負けるもんか!


バッ!と勢いよく立ちあがったあたしは



女子たちに向かって叫ぼうとした。


「あんたたちねえっ――― …」




「…朝からさ、うっさいんだけど」



は?…誰?


突然あたしの背後から


キレ気味に言った人物。



女子たちの顔は…一気に強ばっていった。



あたしも恐る恐る振り向いてみると…




…え?!


か…か…



神楽隼!?