「ここで俺に襲われて
 めちゃくちゃにされるのと
 同棲するのどっちがいい?」


はああああ!? 

 何言ってんの!?


「ちなみに。
 同棲を許してくれたら
 襲ったりはしない。」


ちょちょ、待ってよ!

あたしの顔はどんどん熱くなっていく。


「っや。離して…」

気づけばそう言ってた。


「同棲するって言ってくれたら
 離すけど。」


同棲を取るか、処女を捨てるか…



 って!

絶対同棲を選ぶに決まってるじゃない!! 


処女をこいつに取られるなんてあり得ないし!!


「わ、分かった!同棲するからっ!」

…恐る恐る奴の顔を見ると。


ニッコリと笑いながら、

「よし。決まりな。」

と言って、あっさりとベットから降りた。


あ、危なかったー…


「あ、あのさ!」

「今度は何」

「絶対…その…襲わない?」


「さあ?どうかな?」



――― …え?