い、一体こいつは何が目的なの!?
「は、離れて…っ」
「…鍵。渡さないとキスするよ?」
そう言って不敵な笑みを浮かべたSOG。
キ、キス!?!?
やだやだ!キスは好きな人とって決めてるし!
「や…めて…」
精一杯の声を出して反論した。
「鍵。渡さないお仕置き。」
奴は、またニヤッと笑うと
更にあたしに近づいてきて…
―――――唇を重ねた。
…っや!待って!これって…
キスされてる!?!?
やだ…何で?
あ、あたしの唇が…こんな奴に!?
唇を離した奴は。
「これ以上されたくなきゃ鍵渡せよ。」
そんな事を言ってるのも頭に入らず。
無意識のうちに鍵を渡してた。
嘘…頭が回らない。
奴は、何事もなかったかのように
「よくできました。」
と、微笑んであたしの家に入って行った。

