SOG&MJK☆〈完〉



「あいつ、何考えてるんだろね」


あれから…しばらく笑われて、


 トイレから帰ってきたときには



『隼様で遊ぶから罰が当たったのよ!』


  …と言うお手紙が。



だから…遊んでないって言ってんじゃん。



  ただ勝手に…!って


決めたのはあたしか。


あたしがこれを選んだからしょうがない…か。



「ひーとーみちゃーん?」


「え、?」


「大丈夫?ボーっとしてたけど」


そう言って常葉君は優しく微笑んだ。


もちろん…味方してくれてる訳で。


 今は、数学の時間の事を


振り返り中…。



「俺から何か言ってやりたいけど…
 そこまで仲いい訳じゃないしなあ」


深く考え込む常葉君を見てあたしは、



「気持ちだけで十分。
 ありがとね?」


  そう伝えた。



これはあたしの問題だから…


常葉君には相談相手になってくれるだけで



   十分助かってる。