SOG&MJK☆〈完〉



「5x=3 … はい次分かる人。」


ただ今数学の時間です。



…と言っても、ほとんどの人が寝てる。



あたしのその一人…に入るのかな?




「いないのかー?
 じゃあ、藤沢。やってみろ」



っは!?!?


 何であたし?



「頑張って。」

と、小声で來名が言ってきた。



うわ、最悪…数学苦手なんだよな…



そんな事を思いながら


渋々と黒板へと向かった。







「…のわっ!?」


その瞬間、何かに躓いた。



クスクス…と笑い声が増えてくる。



 その元は…真咲。



真咲が足を引っ掛けてきたのだ。



「藤沢ー?早くやれー」


…うっざ。


「今日、また行くからね」



 その声は…どこか


悪魔のような…呟きだった。