恋愛部!(第6話)

────そして、ここからついに急展開!

どうぞご覧下さい。。

勝利と聡が仲直りして1ヶ月後…

部室の行き道で
風磨「お前さ、結局誰の事好きなの」
実奈「は?なにそれ」
風磨「いや、恋してんのかなーってさ」
実奈「し…してないよ…?」(目逸らす)
風磨「…してんだ」
実奈「してないって言ってんでしょ」
風磨「その顔でしてないはないだろ笑」
実奈「だからしてないってば笑」
勝利「実奈ちゃーん!」
実奈「…」ドキッ
勝利「久しぶりだよね〜部活行く時に顔合わせるの!」
実奈「う、うん」
風磨「おっと?」
勝利「え?どうしたの?」
実奈「あ、私…先部室行ってるね!」
スタスタ…
勝利「あっ、…実奈ちゃんどうしたの?」
風磨「ふっ、さぁな」

────でも、私が恋しちゃったのは、勝利だけじゃなかった。
最も複雑な展開になりそう…!

勝利「うーん、あっ!ダメだ、俺提出物出してない!ちょっと行ってくる!」
風磨「ばかかお前笑」

部室
ガラガラ…
風磨「おーっす」
シーン…
風磨「なんだよ誰もいねぇのかよ」
(置き手紙)
風磨「(風磨へ やっぱり今日は体調悪いから帰る!ごめん!)」
風磨「あいつ…逃げたな」

その夜…
実奈「もしもし伽耶?」
伽耶「(どうしたー?こんな時間に電話なんて〜珍しいじゃん)」
伽耶「(恋の悩み?)」ニヤ
実奈「うん…」
実奈「こんなこと伽耶にしか相談できなくて…」
伽耶「(話してみな?スッキリするから)」
実奈「あのね?」

実奈「…私、あの4人全員好きみたいなの…」
伽耶「(…え、てことはつまり、恋愛部全員に恋しちゃったって事?)」
実奈「…最低なことはわかってるんだけど…」
伽耶「(…)」
実奈「どうすればいいかわかんなくて…あ!いっそのこと転校しちゃうとか?!」
伽耶「(…実奈)」
実奈「え?」
伽耶「(あんた最低だよ)」
実奈「…だからわかってるんだって」
伽耶「(そういう時は、自分の気持ちに正直になるのが1番なんだよ。みんなの事好きになっちゃったからって逃げるのは最低。)」
実奈「…うん」
伽耶「(実奈は今、誰といたい?誰に会いたい?…1番、誰にそばにいてほしい?)」
実奈「…ん…勝利」
伽耶「(どうして?それを考えれば、少しは気が楽になって恋に進めるんじゃない?)」
実奈「…最初に会った時…戸惑ってた私に1番優しく話しかけてくれた。泣いてた時も、やっぱりそばにいてくれたのは勝利だった。」
伽耶「(…だったら、その気持ちをちゃんと伝えないと。ね?)」
実奈「…うん。明日、頑張って伝えるね。」
実奈「ありがとう、伽耶」
伽耶「(どういたしまして♪じゃあ切るね、おやすみ〜)」
実奈「おやすみ」

つづく