恋愛部 第2話

────前回!私は幼馴染の風磨に誘われ恋愛部へやってきた。

しかしそこには、王子様みたいな先輩の姿が!

でも、部員はまだいるみたい…

ガヤガヤ…
風磨「お、あいつら来たか」

実奈「あいつら?」

ガラガラ…
??1「あれ、風磨くん健人くん、この人…」
??2「入部する人?」
??3「可愛い人ー」

実奈「いや、私はただ風磨に連れられてきただけなので。失礼します。」
がしっ(腕掴み)
風磨「お前。恋したいんだろ?」
実奈「…あんたねぇ…」

??1「やっぱり入部する人だー!俺、聡!」
??2「俺は勝利。よろしくね🎶」
??3「僕マリウス。ハーフなんだー。」

実奈「ハーフ…驚いた…」
勝利「マリは幼い頃ドイツに住んでたから、日本語変だけど許してね汗あ!俺1年!」
実奈「同い年か…」
勝利「え?実奈ちゃんも1年??同じだね〜」
聡「ちょっと勝利ー早速口説いちゃダメでしょー!」
勝利「俺が口説く理由って逆に何笑」
勝利「女子口説くのは健人くんだけだから」

健人「おいおい、笑」

風磨「こいつ、実奈が入ってきた時早速口説いてたぞ」
勝利「やっぱり笑」
聡「ねぇ〜。」
マリウス「さすがだねー。」

勝利「マリウス、それじゃ褒め言葉になるよ。相変わらずだね、でしょ?」
マリウス「えへへ」
風磨「なんだえへへってきもちわりぃな笑」
聡「おぉっ?!ふうまり絡みきたっ!」
健人「お前はファンか笑」

実奈「それで、聡くん?とマリウスくんは何年なの?」

聡「俺もマリウスも呼び捨てでいいよ!二人とも1年だからね〜」
実奈「健人くん以外1年なんだね…」
健人「俺も呼び捨てでいいよ、仲間だろ?」
実奈「いや…入部するなんて私言ってないから」

────なーんて言ってた私だけど、結局…伽耶にも話したら説得され、風磨にも珍しくしつこく勧誘されたから、入る事になっちゃった。

そして次の日

風磨「これで6人、てとこか」
勝利「まさか新入部員が入るなんてね、思わなかったよ笑」
健人「しかも可愛い女の子。俺らイケメンと毎日一緒だと…大変だな」
マリウス「そうだねー」
風磨「マリウスお前そこは否定しろよ笑」
聡「勝利!サッカーしに行こ!!」
勝利「よし、やるか!」
聡「負けたらジュース奢り!」
勝利「おし!」
タッタッタッ…

健人「勝利も松島もほんっと自由だな」
風磨「ていうかいいのか?中島、呼び捨てでいいとかあいつに言った自分が松島呼びのままで」
風磨「実奈ってそういうことこまけぇからよ」
健人「じゃあ…松島が帰って来た瞬間から聡にするよ」

1時間後…

実奈「ごめーん日直で遅くなったぁ」
健人「お疲れ様♪はい、ご褒美のハグ」
スルッ(健人をすり抜ける)
実奈「で、今日は何するの?」
風磨「別に何も…?」
実奈「はっ?」
健人「…部活の名前なんて肩書きだけだよ、部員それぞれ好きなことをやる、それだけ♪」
実奈「へ…超つまんないじゃん…てか勝利は?聡は?」
風磨「元気にサッカーしにいったよ。あいつらいつもあんな感じよ、普段みねぇか?あの二人がいつも校庭でサッカーしてんの」
実奈「言われてみれば…イケメン高校生って話題になってたような」
風磨「ま、そういうことよ」

実奈「…」(辺りを見渡す)
実奈「…よし。まずは掃除から。マリウスそこどいて。」
マリウス「あっごめんね」(掃除用具入れにもたれかかってたマリウス)
健人「いいよ、部活の時間もうすぐ終わるよ?」
実奈「いいから。皆手伝って。」
風磨「めんどくせぇわ…俺ジュース買ってくる」
パンっ!(風磨の頭を叩く実奈)
風磨「いったっ!何すんだよ!」
実奈「昨日の仕返し。はいホウキ。サボんないでよね。」
風磨「…ほーい」

──そして私は、部室の掃除を始めた。
泥棒でも入ったんじゃないかってほど汚れてた部室を、私達4人で綺麗にした。

ガラガラ…
勝利・聡「ただいま〜。あれ?」

実奈「あ、いい所に帰ってきた。はい、手伝って。」
(雑巾を渡す)
勝利・聡「は、はい…」

つづく