海さんに触れられるのは嬉しい。
キスされるのも嬉しい。

でもどうすれば良いか、これで正解なのか、息つぎもいつすれば良いか、分からない!

息つぎしてないから酸素が頭に回ってない……

もう、限界……



プルルルル!

「電話です!もしもしっ!?」


私の携帯電話が車内に鳴り響き、平坦な道で転けるドジでのろまな私が高速で携帯を取り出し、俊敏な動きで電話を取った。


『もしもし母です。椿、何かあったの?』

「大丈夫です!それより何の御用ですか!?」

正直、ドキドキの限界だった。
御母様、ナイスタイミング!助かりました!ありがとう!


『明日、桜を迎えに行きます。問題を解決させたので。海さんは明日、いらっしゃるかしら』

え。