もしも明日という未来があるのなら

月曜日に学校に来れるようになってから約一週間がたち、もう金曜日だ。

むくみと疲れやすい気がするなってのはあるけど、

特に大きな症状も出ていなく平和な生活を過ごしている。

ただ・・・

「暑い。暑すぎる。限界だよぉ、海月ぃ~。」

「頑張りな、って普段なら言うけど、さすがにこの炎天下じゃねぇ。」

貧血を理由として見学している私でさえこの暑さだから、

サッカーで走り回ってるクラスメイトなんか倒れそうだよね・・・

ジリジリと焦げそうな暑さにもうみんな汗だく。

「はい、あとちょっと頑張れー!!」

体育の先生、やたらと元気だし。

なんであんなに元気なんだろう、少しぐらい分けてほしい。

休憩で水を飲んでちょっと元気を取り戻した海月がこっちにくる。

「でもさ、柚月。」

海月の顔と瞳がキラッと輝く。

「ん?」

「明日からは夏休みだし!」

「たしかに!待ちに待った夏休みだー!」

「おっしゃ、ガンバロー!!」

「おー!!」

「お、二人ともやる気にあふれてるな。よし、後片付けはお前らに頼んだ!」

『ええっ!?』

突然の先生の鬼のような発言に私たちはハモって聞き返す。

「しっかりやるんだぞ。」

「最悪すぎ・・・」

「鬼教師・・・」

「ん?なんか言ったか?」

『いいえ、何にも・・・』

あ、またハモった。

二人で顔を見合わせて小さく笑う。

海月がいればなんだって乗り越えられるかもしれない。