もしも明日という未来があるのなら

月曜日。

下駄箱で靴を履き替えていたときに入ってきたのは大好きな親友、海月。

私は満面の笑みで海月に抱きつく。

「海月、おはよー!」

「うわっ、柚月!」

おいおい、海月さん。

「うわって何よ、うわって。ひどいなぁ。」

朝の第一声、うわってと私は笑う。

「びっくりしたよ。ものすごく心配したんだからね!」

「なんと嬉しいお言葉。」

私はそうおどけて見せる。

「電話もメッセージもしたのに柚月ったら音信不通だし。」

「ごめん!ずっと電源切ってたからさぁ。」

「もー、まったく。」

呆れたように笑う海月。

「体調大丈夫なの?無理しちゃダメだからね?」

海月があえて深くまで聞いてこないことに優しさを感じる。

たわいのない話をしてくだらないことで笑い合って。

教室に行くとクラスメイトがいて。

私の毎日はこんなにも幸せだったのだと改めて気が付く。

「え、野村、!?お前大丈夫!?」

私の姿を見て水村が肩をがしっとつかんで聞いてくる。

「だ、大丈夫だよ?おはよう。」

びっくりしながらも答えるとはぁぁと息を吐く。

「まじで心配した。」

珍しく焦っている水村にふふっと笑みがこぼれる。

前まで全然仲良くなかったのにね。

もうクールのかけらもないよ、水村。

ありがとう。

私は幸せな気持ちで教室に向かった。