もしも明日という未来があるのなら

「でも・・・」

私はそっと口を開いた。

「・・・入院は、しません。」

キュッと先生の眉間に眉がよる。

「ちゃんと先生に話します。無理も絶対にしません。体育も走ることもしない。」

出来ないことがたくさんあってもいい。

「通院が増えても、薬が増えても、この先の治療がつらくなってもかまいません。」

ほんとは、通院も薬も治療も嫌だけど。

「だから、どうかお願いします。」

私はバッと頭を下げた。

なっちゃん先生がはぁとため息をつく。

「絶対無理しちゃだめだよ?何かあったら親か先生か私に連絡してね。それと次何かあったら即入院だから。」

「約束します!」

「はいはい。じゃ、薬出しとくよ。常に持ち歩くようにして。」

「はいっ。」

ふ、増えてる・・・しょうがないか。

これで学校に行けるんだし、症状が出なければいいもん。

「ありがとうございました。」

土曜日、私は四日ぶりに家に帰ることができた。

来週になったら、久しぶりに海月と水村に会える。

ベットの中でそっと笑みを浮かべながら私は眠りについた。