もしも明日という未来があるのなら

キーンコーンカーンコーン

「しせい、れい。」

「ありがとうございました。」

英語の授業が終わってお昼休み。

「冬馬ー。お昼食べよー。」

最近、なんか気が合う蒼木と仲良くなりお昼を一緒に食べるようになってた。

前なんか、一緒に食べたいと思う人なんていなかったのに。

今は蒼木と一緒に食べるお昼が少し待ち遠しかったりする。

「あー、蒼木わりぃ。先食べてて。」

けど、今日はね・・・

「あれ、水村どこ行くの?」

俺と同時に教室を出たのは松本。

「え、いや、その、」

あわてる俺を見て松本はフフっと笑う。

「私も柚月のところに行くんだけど、一緒に行かない?」

「・・・行く。」

松本は小さく笑いながらスタスタと歩き出す。

一緒に行かない?と言ったのは松本なのに、と心の中で思う。

まあ、一人で行くのは少し躊躇があったから、助かった。

ってことでなかったことにしよう。

そう考えながら保健室に向かった。