もしも明日という未来があるのなら

パラソルに入ってからお茶を飲んで海月と休憩がてらしゃべる。

「あー、楽しい!!」

「私も思ったよりはしゃいじゃったなぁ。」

そう海月がもらす。

確かに海月は、普段あまりはしゃいでるイメージがない。

でも今日は思いっきり楽しめているよう。

「なー、冬馬。向こうまで泳ぎに行かね?」

「いいよ。勝負な!」

「おー、負けねーよ。」

水村と蒼木はどうやら泳ぐらしい。

「ねぇ海月、この間にやりたいことがあるんだけど・・・」

「おー、なになに?」

「サンドキャッスルを作りたいんだ!」

ようするに砂のお城ってこと。

パッと海月の顔が輝く。

「私も作りたいって思ってた!作り方とか調べて、道具とか少し持ってきたんだけど・・・」

そう言ってカバンの中をガサゴソとさがす。

小さなスコップや、スプーン、ヘラなどが出でくる。

それと一緒に様々なサンプルの資料を印刷して持って来ていた。

「柚月が作りたいのがあるならもちろんそれでいいんだけど。」

「ううん、全然考えてなかったから!すごいね、これ。さすがは海月。」

完璧すぎる準備だよ、ほんと見習わないと。

「柚月、ほめすぎ。じゃ、作りますか!」

「よっし、いいの作るぞー!」

私たちは砂での芸術に挑み始めた。