もしも明日という未来があるのなら

ドキドキしながら浜辺に向かって進んでいると、水村が口を開いた。

「疲れたけど、楽しーな、海。」

ドキドキしている心臓の音がばれないように、少し声が大きくなる。

「ほんと、来て正解だったでしょ?」

「うるさいのが一匹いるけどな。」

「はっ!?一匹ってどういうことよ、一匹って。」

しれっとバカにしてくる水村。

「うるさいのは認めるんだ。」

「認めてないしっ。そんなに騒いだつもりないしっ。」

てか、水村も騒いでたじゃん。

「どこからどう見ても動物みたいにきゃっきゃして。」

「私はサルじゃなーい!」

「いや、俺サルなんて一言も言ってないんだけど。」

「え、」

にたーりと笑う水村。

いや、不気味だから。

不気味を通り越してヤバい人だから。

「相変わらず仲良いね。」

ふふっと隣で笑う声がする。

いつのまにかこっちに来ていた海月と水村がいた。

「海月~、水村がいじめてくる~。」

「はぁっ!?」

そんな私たちを見て海月と蒼木が爆笑する。

そんな時間が私はすごく好きだなぁ。