お昼ご飯を食べながらずっとそのことを考えてたら、

さすがに海月に変な顔をされた。

松本海月、私の中学からの親友。

「どーしたの、さっきから。ついに好きな人でもできた?」

思わずつついていた卵焼きを吹き出しかける。

顔を上げると離れたところでお弁当を食べてた水村と目が合った。

パッと目をそらす。

「え、そうなの?なんか赤いぞ~」

「いや、ないない。」

水村のことは気になるけど、恋愛的な意味じゃないし。

「はぁ、もったいない。柚月の容姿なら誰だっていちころなのに。」

「んなわけないから。」

「で、どうしたのよ。話したらすっきりするかもよ?聞いてあげるからさ。」