もしも明日という未来があるのなら

「ふへっ、へっくしゅいっ!」

「ぶはっ、変なくしゃみするな、お前。」

「何~、別にいいでしょー?」

むすっとした表情を作って言う。

結構濡れてちょっと肌寒いんだもん・・・

「すねるなよ。おこちゃまだなぁ。」

「誰がおこちゃまだとぉ!」

水村がザバッと水を進んでこっちに来た。

「行くぞ。」

そしてそのまま浜辺の方に向かって。歩き出したのだ。

「え、」

ちょっ、待ってよ、なんで?

「ぎゃっ。」

バッシャーン。

砂に足を取られて見事に顔から海にダイブする。

プハッ、し、しぬ・・・

「だっさ。ほんとお前手がかかるな。」

笑いながら私の手を取って歩き出す水村。

「なっ!ださってひどっ。」

なんなのよ、ほんとに。

優しかったり冷たかったり意味わかんない。

そう思ってけど、私の手をつかむ水村は以外と優しくて。

繋がれた手から温かさを感じる。

人のぬくもりってどうしてこんなにも

安心できるのかなぁ

病室、もっていきたいな・・・

なんて考えてひとりで笑う。